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(『祝福家庭』84号)
【第1福】「個性完成

 いつでもどこでも、訓読生活!
 このシリーズでは季刊誌『祝福家庭』に掲載されている三大祝福完成に関するみ言を紹介します。

【第一祝福】
「父子関係」に関するみ言Ⅱ(1)

 神様が人をお造りになるとき、神様の真の愛と生命、そして理想の対象として造られたのです。これは驚くべき偉大なことです。自分がいなければ父母の愛は現れることができません。父母の愛と生命、そして理想は、自分と共に関係しているのです。「私」は父母の愛と生命、そして理想の結実体です。ですから、息子の位置は最高に価値のある立場です。神様と人類は父子の関係なのです。


(天一国経典『天聖経』第4篇・第4章・第4節・1


 神様と人間は父子の関係ですが、どのようにしてそのような関係が結ばれたのでしょうか。皆さんが神秘的な境地に入って祈るとき、「人間は被造世界の中心ですが、この宇宙の中心は何ですか」と尋ねると、「父子の関係だ」という答えを得るでしょう。宇宙の中心について一言で結論を下せば、父子の関係だというのです。

 人々は父子関係というものを、普通に考える自分の父母、すなわち人倫道徳を中心とした父子の関係のことだと思っていますが、そうではありません。それを立体的な立場で見れば、神様と人間は、父子関係の情を中心として一つになっています。その位置が宇宙の中心なのです。


(同 第1篇・第2章・第3節・4


 父子の関係がもっている特性とは何でしょうか。真の愛と真の生命と真の血統の関係です。真の父母の真の愛が前提とならなければ、私たちの真の生命が存在することはできません。すなわち、神様のみ前に人間は、絶対的な真の愛の相対として創造されたということです。そこは、正に神様が父となり、人間は息子、娘となる軸が立てられる所なのです。


(同 第13篇・第1章・第1節・2