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(『祝福家庭』83号)
【第1祝福】「個性完成」

 いつでもどこでも、訓読生活!
 このシリーズでは季刊誌『祝福家庭』に掲載されている三大祝福完成に関するみ言を紹介します。

【第一祝福】
「動機(の転換)」に関するみ言(3)

 理想的な愛はどこから出発したのでしょうか。それは子女です。アダムとエバを愛の対象として造ったので、神様のみ前に対象の愛をもって、対象において実を結んでこそ返ってくるのです。理想的な愛は、父母から始まるのではなく、子女から始まります。子女ゆえに理想的な愛が出発し始めるというのです。

 父母が子女を愛するのは父母の愛ですが、その愛の出発の動機は、父母のためではなく、子女のためだというのです。ですから、愛をもった人は、万民を子女のように愛さなければならないという結論が出てきます。万民をそのように愛する人は、神様のように愛するのです。父母の立場を身代わりできる立場に立つということです。


天一国経典『天聖経』第12篇・第2章・第3節・26


 皆様が家庭を見るとき、家が良く、その周りの環境が良いからといって、良いのではありません。反対に、いくら環境が悪く、家がみすぼらしくても、それを安息所として、そこに自分の生涯と生活のすべての基準を関係づけようとする家庭が、良い家庭なのです。そこには、父母と子女の間に、互いにために生きようとする心情があります。これが思い出の本郷であり、すべての生活の動機になるので、私たちの生活において幸福を左右する基礎になるのです。


(『平和経』664