自叙伝書写 感動体験集

第25回「私は『神様を愛する』という言葉が一番好きだわ」

(福岡県福岡市 70代女性)

 ある時、椅子に座っていると、突然私の横に座るかたがいらっしゃいました。
 「どちらからいらっしゃいましたか?」とお尋ねしました。すると「すぐこの近所です」と言われ、趣味の話などをいたしました。
 そのかたが「私は社交ダンスをしています。とても体にいいですよ。年配の人が多く、60歳から80歳までの人がほとんどです。あなたもどうですか」と言われましたので、「私は一週間に一度、良い言葉を書く書写会をしています。今は『神様を愛する』という言葉を書いています」と話したところ、「何ですって? 『神様を愛する』という言葉は聞いたことがありません。神様にお願い事はするけど、神様を愛するということは今初めて聞きました」と、大変感動しておられました。

 そこで私が、「人を愛したら、人から愛され、神様を愛したら、神様から愛されます」と話したところ、「それはいいですねぇ。私は何だか、はまりそうです。私も書いてみたい」と言われました。それで、持っていたお試し用の書写セットの中から一枚取って、「今ここで一枚だけ書いてみてください」とお伝えしましたら、快く書いてくださいました。
 一週間分をお渡しし、書き終えた頃に連絡することを伝え、「わが家の書写会に持ってきてくださいませんか?」と、お願いしました。

 このような出会いがあり、そのかたは、体の調子が悪くない限り、わが家で書写を続けてこられました。浅川勇男先生の講話のDVDがとても分かりやすく、「私は今正しく生きているか」「影のない人生を生きる」などに感動され、「外では聞けない話がここでは間近に聞ける。次回が楽しみ」と言われ、「私は今まで何をやっても長続きしませんでした。しかしこれだけはできます」と、浅川先生の大ファンになられました。

 いつも何人かの仲間と一緒に書写会をしていますが、そのかたは、「書写会の人たちは他の人たちとは違いますね。普通は会合に出ると人のうわさと悪口ばかり。これからは歌い終わったら人と話さず、終わったらすぐに帰るように決めたのよ」と言われました。

 わが家の坂道も運動になると大変喜ばれ、浅川先生のDVDも全部見られましたので、書写堂へお連れしました。この時も多くのみ言(文鮮明先生の教え)の中から、「やっぱり私は『神様を愛する』という言葉が一番好きだわ」と言われ、書いてくださいました。

 文鮮明先生は「一日一生だ」と言われます。「朝起きたら今生まれたと思いなさい」というみ言もあります。
 たくさんの過ちを犯してきた私ですが、過去を引きずらず、まだ起きていないことを心配せずに、許されざる者を許してくださり、愛しがたき者を愛してくださった文先生、そして神様でいらっしゃいますので、そのご恩に報いるために、これからも一生懸命生きていく所存でございます。