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家庭教育局だより 1
天の恩赦に備えましょう【前】

松山平男 家庭教育局長

 世界本部から、「天一国(てんいちこく)安着時代天寶入籍のための特別恩赦の追加実施」が発表されました。
 今回の恩赦が行われるようになった経緯、血統と恩赦の重要性、恩赦に参加する姿勢、参加対象や精誠条件などの概要、真のお母様の祝祷について、前編と後編に分けてお伝えします(『世界家庭』2023年4月号より転載)。

▲松山平男 家庭教育局長

今回の恩赦の経緯
 20202月、韓国、清平(チョンピョン)のHJ天苑で、「天一国安着時代天寶入籍のための特別恩赦」が行われました。この恩赦は、そのときに開催された「天一国孝情祝祭」を中心に行われ、聖酒式に参加し、祝祷を受けることによって成立する、特別なものでした。

 当時、私たちは、真の父母様のご聖誕100周年およびご聖婚60周年記念の時を迎えていました。また、摂理的には、真のお母様によるビジョン2020の目標成就、また、2013年天一国基元節宣布からの七年路程を通じた天一国安着の勝利を、天の父母様(神様)と真のお父様に奉献するという背景がありました。

 本来なら、その後、全世界の祝福家庭が順次、HJ天宙天寶修錬苑を訪問することで、全ての祝福家庭が恩赦に参加し、恩恵が広がるはずでした。しかし、新型コロナウイルスの世界的なまん延によって、それが難しくなり、天寶登載家庭や祝福が成立する家庭の一部を除いて、世界中の多くの食口(シック)は恩赦に参加することができませんでした。

 今年は、真のお父様ご聖誕103周年、真のお母様ご聖誕80周年の年です。天苑宮(チョヌォングン)・天一聖殿を奉献する喜びの時を迎えました。それで、これまで天寶聖酒式に参加できなかった祝福家庭と食口を対象に、「天一国安着時代天寶入籍のための特別恩赦の追加実施」が発表されたのです。

 真の父母様は、2013年の天一国基元節宣布からの七年路程を通じて、天一国安着時代を開いてくださいました。現在、全ての祝福家庭が神氏族メシヤの使命を成し遂げ、天寶として入籍する時を迎えています。

 天寶とは、信仰的、人格的、霊性的な面において、世の模範とならなければならない立場です。そのため、天寶を決意した祝福家庭と食口が、これまでの罪や負債を全て清算して新しく出発するための機会が、今回の恩赦を通して与えられたのです。

 今回の特別恩赦は、「天一国の民が天の父母様の前に、自覚しながら、または自覚できない中で、天法に違反することによって発生した、倫理的、信仰的、心情的罪を赦(ゆる)される意味がある」とされています。私たちの足りなさや、信仰、心情の問題など、さまざまな負債が清算される機会でもありますが、特に重要なのは、血統問題に関する赦しの恩恵です。

血統と恩赦の重要性
 神様の復帰摂理の目的は、堕落によって失われた神様の真の愛、真の生命、真の血統を復帰し、それを拡大して創造本然の世界を取り戻すことです。

 その過程で、神様はご自身の痛みを超えて限りなく人類に投入されました。同時に、数え切れないほどの先人たちが犠牲となりながら、一歩、また一歩と、本然の世界を取り戻すための歩みが進められてきたのです。

 その結果として、真の父母様を通じて人類にもたらされたのが、祝福結婚です。神様の真の愛と生命につながる、神の血統の復帰です。そのように、歴史をかけて貴い価値が与えられたのが、私たち祝福家庭です。

 真の父母様は、このようなみ言を語られました。

 「愛する祝福家庭の皆様。皆様はこれから、神様から受けた純粋な真の血統を、どのように保全するかということが問題です。汚染されていないエデンの園でも堕落があったのに、この邪悪で汚(けが)れた罪悪世界で純粋な血統を保全するということは、決して容易なことではないでしょう。罪悪世界に根をおいて生まれた一世の父母たちは苦労したとしても、祝福を受けて生まれた二世の子女たちには、汚染されることのない、清くて純粋な環境をつくってあげなければならないのが皆様の責任です」(『平和経』340ページ)

 しかし、私たちの周りは、いまだサタン的な文化の影響圏にあります。隙あらば祝福家庭や二世圏の子女を奪い去ろうとする、悪なる霊的勢力が残っているのです。

 そのような中、多くの祝福家庭と二世圏の子女たちが、愛の試練を受けました。霊的混乱、価値観の混乱も相まって、与えられた貴い神の血統を失ってしまうという悲劇が起こったのです。やっと取り戻した子女が、再び愛の過ちを犯す姿を、天の父母様に見せてしまったのです。これは、アダムとエバの堕落の姿、痛み、悲しみを繰り返すことになるのです。

 これに対して、真の父母様はこのように語られています。

 「動物とは異なり、神様が人間を御自身の子女として創造された、そのみ旨を知ったなら、それは想像もできない創造主に対する背信と悖逆(はいぎゃく)であり、自ら破滅の墓を掘る道です」(天一国経典『天聖経』 1392ページ)

 「過去の失敗が、どれほど致命的なものか知らなければなりません。
 ……真の父母の体と真の父母の愛を破壊させる行動をしたという認識を正しくしなければならないというのです」(『祝福家庭』1996年夏季号4853ページ)

 しかし、天は、子女として祝福した私たちを決して見捨てることなく、最後まで赦し、愛して共に行こうとされます。
 1995830日に行われた「恩赦のための特別集会」で、真の父母様はこのようなみ言を語られました。

 「今度、この期間にも特赦を与えて、私が責任を負うというのです。……直系の子女にしようと署名し、祝福をしてあげたので、彼が誤ったとしても、そこまで私が導こう、と言い得る心をもって、引っ張って越えていかなければならない立場にあるので、このような場を設けるのです。

 ……あなたたちを忘れることができません。この道を歩む数十年の過程で、先生を見つめながら涙を流し、その心で自分の足りなさを悔い改めた一日があるというのです。

 ……また、なぜこのような特赦を下すのかといえば、忘れることができないというのです。顔を見れば、切ってしまわなければならないのに、手が震えます。私が寂しい時、同調者になろうと苦労してきました。皆、涙を流して、先生のために生きようとしたでしょう。……それゆえ、私も神様の前に足りないので、私の前に足りないこれらを、収拾する責任を負おうと考えたのです」(同、4446ページ)

恩赦に参加する姿勢
 本来、神様にとって、愛の罪は、見たくも、考えたくもないものです。しかし、神様は、罪を犯してしまった息子、娘を何としてでも取り戻そうとされます。子女を諦めることができないのです。

 真の父母様も、たとえ多くの犠牲を払ったとしても、子女の罪を清算する、赦しの道を探されます。そのような子女への愛が、天の勝利圏と一つとなったとき、恩赦という奇跡が生まれるのだと思います。

 大切なのは、全てを天に委ね、悔い改める心です。恩赦の時を迎え、その恩恵を頂いた暁には、今までとは違う、新しい人として生まれ変わった立場で歩み出すことが大切ではないでしょうか。これからの人生で、愛の過ちを絶対に犯さず、永遠に神様の子女として生きると決意するとき、罪とは関係のない人生が始まり、恩赦はその真価を発揮するのだと思います。

 しかし、一方で、血統の重要性を十分に理解していない祝福家庭や二世圏の子女がいます。それぞれの課題、事情に合わせて教育を進め、できる限り理解を深めることができるようにし、今後、罪を犯さないよう決意を促しましょう。多くの兄弟姉妹が参加できるよう、私たち統一家全体が力を合わせていきましょう。

 現在行われている尋訪(シㇺバン)の取り組みも、このような天の願いを成していくことにつながっていると思います。

 次号で、「天一国安着時代天寶入籍のための特別恩赦の追加実施」の概要と、「天寶特別恩赦」のための原聖酒に対して真のお母様が捧げられた祝祷を紹介します。

 今回の恩赦は、私たち祝福家庭、二世圏をはじめ、全ての食口にとって大きな愛と恩恵の機会となります。一人一人が、天の父母様の願いと心情に向き合い、精誠を尽くして臨んでいきましょう。