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【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!

第118回 朝、起きられないときはどうしたらよいですか?

ナビゲーター:阿部美樹

(動画版『ほぼ5分でわかる人生相談Q&A』より)

 皆さん、こんにちは!

 今回は、「朝、なかなか起きられません。どうしたらよいですか?」という質問に対してお答えいたします。

 前回は、「夜、眠れない人に対する対策」の話でしたが、今回は「朝、起きられない人に対する対策」の話になります。

 朝、起きられない原因として考えられるのは、寝る前にスマホを見る、睡眠時間が不足している、就寝時間が遅くなる、睡眠の質が悪い、さらには、ストレスがたまっている、食生活が乱れている、運動不足などが考えられます。

 また、睡眠障害やうつ病、さらには自律神経のバランスが崩れる起立性調節障害などの病気が原因の場合もあります。

 これから紹介する対策を行っても変わらなかったり、ひどい状況の時は、専門の医師の指導が必要な場合もあります。

 まず、朝、起きるまでに行う対策を紹介します。
 第1は、夜寝る前に、翌朝起きる時間を意識してから眠ることです。意識するだけでも、心にアラームをセットするような効果があります。

 夜休む時に疲れ果てて無意識のうちに寝入るよりも、しっかりと翌日を意識してから休みましょう。

 第2は、15分前から徐々に音量が大きくなるアラーム機能を使うことです。

 起きる予定時刻の15分前から、小さな音から徐々にボリュームがあがるタイプの目覚ましが有効です。そうすれば二度寝をする心配もありません。

 第3は、冬は起きる30分前から部屋を2223℃程度に暖めることです。
 室温が低い上に眠気が強いと、起きようと思ってもなかなか起きられません。そこで冬は、エアコンなどのタイマーを起床時間の30分前にかけて部屋を暖めることが有効です。

 第4は、起きる15分前から部屋を明るくすることです。
 部屋が明るくなると起きやすくなります。タイマーを使って部屋の照明を明るくすると覚醒しやすくなります。

 次に、起きた後に頭を覚醒させるための対策を紹介します。

 第1は、朝日を浴びて体内時計を整えることです。
 日光を浴びることで、脳を覚醒させる脳内ホルモンのセロトニンが分泌されます。

 朝起きた時に窓から朝日を浴びることができれば、脳が自然と覚醒しスッキリと目覚めることができます。また、太陽の光は人間の体内時計を整えるという効果もあります。

 第2は、「熱いシャワーを浴びる」ことです。
 42~43℃の少し熱めのシャワーをサッと浴びれば覚醒します。しかし、湯船に入ってしまうと体温が上がり過ぎるので、眠くなる可能性があります。

 第3は、「朝食を食べる」ことです。
 朝食をよくかんで食べるだけで覚醒します。食事をすると体温が上がり、かむことで歯根からの感覚刺激が脳への強い覚醒刺激になります。

 朝食を取らない習慣の人は、ガムをかむだけでも覚醒刺激になります。また、コーヒーを飲むこともお勧めです。

 第4は、軽いストレッチをすることです。
 軽いストレッチをするだけでも体温が上がります。しかし、寝起きのジョギングなどの激しい運動は、循環器系に問題のある人にとっては負担になります。
 少し体を動かすぐらいにとどめておきましょう。

 これらのような対策を行うことを心がけて、心地よい目覚めから一日を出発しましょう。


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