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第33回 障がい者福祉編⑮
統合失調症とはどのような病気なのでしょうか?

 統合失調症とは、脳内の精神機能のネットワークがうまく働かず、感情や思考をまとめることができなくなる病気です。かつては「精神分裂病」と呼ばれていましたが、現在では差別語であるとして使われなくなりました。

 統合失調症は10代後半から30代ぐらいまでに発症することが多く、有病率は約1%といわれています。100人に1人ぐらいの割合でかかるということですから、決して珍しい病気ではありません。

※同シリーズでは、医学用語・法律用語としては「障害」とし、一般的な用語としては「障がい」と表記しています。