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 昨年(2021年)4月号からスタートした「やさしい原理解説〜原理博士を目指そう!」は、8月号で第17回を迎えました。「統一原理」は、真のお父様(文鮮明先生)が長い年月をかけて解き明かされた宇宙の真理です。この「統一原理」を解説した書物が『原理講論』です。『原理講論』に書かれている用語は、小学生にはとても難しいので、主な用語のポイントを説明していきます。
 第17回は、創造原理⑧ 創造本然の「愛と美」についてです。

創造原理⑧
創造本然の「愛と美」

神様の喜びとなる、
「愛」と「美」の関係

 皆さんはいつも「天の父母様、愛しています」とお祈りをしていると思います。では、「愛」とはいったい何でしょうか。

 以前、「授受作用」というお話をしました。二人の間で、一人がまず相手のために与えて、与えられた人はそれをよく受け止めて返していく、このような関係のことでした。ここでは、ただ何かを与えたり、受けたりしているのではなく、気持ちや思いも一緒に相手に送っています。統一原理では、授受作用で相手に与えるときの思いの力を「愛」と言い、与えられたほうが相手に返すときの思いの力を「美」と呼んでいます。

 例えば、皆さんは小学校で朝顔を育てたことはありますか? 一生懸命育てて花が咲いたとき、“きれいだな”と感じますよね。皆さんが思いを込めて育てることで、朝顔は美しい花を咲かせます。自分が育てた朝顔は、他の人が育てているものとは違って見えるはずです。そこに愛を込めれば込めるほど、自分にとって美しい朝顔になるのです。

 このように、愛と美は、関わり合いの中で生まれてきます。神様を中心にした親子や夫婦、兄弟姉妹が愛と美を授け受けすることが、神様がごらんになりたかった関係であり、喜びとなるのです。


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