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氏族伝道講座
喜びと幸せの生活伝道~み言の原点に立ち返る(60)

 氏族伝道講座「喜びと幸せの生活伝道」を毎週水曜日配信(予定)でお届けします。
 伝道勝利の秘訣(ひけつ)は真の父母様のみ言から学ぶことができます。それらのみ言はただ語られたのではなく、実践して勝利された内容を語っておられるからです。
 本書には伝道のポイント、勝利の秘訣、具体的な方案などが、み言を中心に著者の体験やエピソードなども交えて詳しく説明されています。

篠崎 幸郎・著

(光言社・刊『氏族伝道講座 喜びと幸せの生活伝道 み言の原点に立ち返る』より)

第五章 み言に学ぶ伝道の秘訣
八、蕩減の原則と伝道

対象者のために蕩減条件を立てる
 真のお父様は、「善い祖先を持った人を伝道すれば、自分の祖先の功労がなくても善なる祖先を持った人の祖先の功労が自分に連結される」(『祝福家庭と理想天国(Ⅰ)』338ページ)と語られました。

 史吉子(サ・キㇽヂャ)先生(36家庭)は、先祖の功労と伝道について、真のお父様が語られた内容を、次のように証されています。

 「先祖の功労の大きさの順番は忠、孝、烈、そして宗教を信じる人です。伝道は先祖の功労の闘いであり、値引きがありません。

 先祖は霊界での位置を上げたいのです。絶対に下がりたくありません。もし、霊の親の先祖の功労が、伝道対象者の先祖の功労よりも低ければ、対象者が伝道されるときに、その先祖の功労を霊の親の先祖に分けてあげなければなりません。先祖としては、子孫が伝道されてほしいけれど、功労は絶対にあげたくないので、『行くな。おまえが行けば、おまえを伝道した人の先祖の借りを、私たちが代わりに返さなければならない』と言うのです。

 そのため霊の親は、自らの先祖が地上でできなかったことをすべて返すくらいに精誠を尽くし、対象者が持っている功労を超えた瞬間に、伝道されるようになるのです」

 伝道は霊肉界合同作戦です。私たちは対象者を導くために、対象者に代わって蕩減(とうげん)条件を立て、功労を積むのです。

 「信仰の子女が直系の子女に腹中から完全に侍(はべ)るときに蕩減復帰は完全に終わって、サタンは我々の家庭から血統的に完全に切れてしまう」(同、345ページ)とあるように、サタンの血統が完全に切れた立場で、伝道を通して復帰した真の愛によって子供たちを育て、幸福な家庭を築いていけば、氏族はその姿に感動して導かれることでしょう。さらには、社会、国家をも動かすことができるでしょう。

【編集部注】
 「霊の子(霊の親)」は「信仰の子女(信仰の親)」のこと

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 次回は、「信仰の最終定着地は血縁のある地」をお届けします。


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