暮らしのチエばあちゃん 141
もうすぐお彼岸! お供え物にみたらし団子を作ろう

豆知識蒐集家・蔵篠 チエ

 キレイ好きなチエばあちゃんがぽんまるに、日頃使える家事の裏技や、知っているとちょっと得するライフハックを教えてくれます!
 皆さんの暮らしのお悩みも、チエばあちゃんが解決してくれるかも?

 おばあちゃん、こんにちは(^-^) 今日は相談があるんだ…。

 ほほ…いらっしゃい(^^) また、何か困っている人がいたのかな?

 うん。もうすぐお彼岸なんでしょ? ぼた餅じゃなくて、あまり甘くない物を供えたいっていう人がいたんだけど、何がいいかな?

 そうじゃねぇ…。果物とか、故人の好きだった物を供えたらいいけどね。地方によっては、お彼岸に入る時や明ける時に、お団子を供えたりするところもあるね。

 ふ〜ん_`) 僕はぼた餅、好きだけどな…。亡くなったおじいちゃんが、甘いものがあまり好きじゃなかったんだって。

 なるほどねぇ(´-`) …そうしたら、みたらし団子はどうじゃろ?

 あぁ、あの甘じょっぱいトロトロ団子? 僕、それも好き!

 ほほ…(^^) ぽんまるちゃんは、おいしい物は何でも好きじゃからね。真心込めて作って供えれば、そのおじいさんも喜んでくれると思うよ。

 うん! お団子は、前にお月見した時(参照:15)も作ったねー! でも、あのトロトロは初めて。どうやって作るのかな? 楽しみ〜(^^)


☆次の日でも硬くならない! 白玉粉と豆腐でみたらし団子を作ってみよう

【用意するもの】

団子
・白玉粉 200g

・絹ごし豆腐 200g

・竹串

みたらしあん
・しょうゆ 大さじ3

・砂糖 大さじ3

・みりん 大さじ2

・水 150ml

・片栗粉 大さじ2

※好みもあるので、しょうゆ、砂糖、みりん、水を混ぜた段階で味見をして量を調整してください。


1. ボウルに白玉粉と豆腐を4分の3ずつ入れて、よく混ぜる。
 その後、固さを見ながら、耳たぶぐらいの柔らかさになるよう、白玉粉と豆腐を調整しながら混ぜていく。
※豆腐によって水分量が違うため、一度に全部入れない方がいいです。硬いようなら、水少々も加える。


2. 鍋にたっぷりの水を入れて火にかける。

3. 1を小さく丸めながら、バットに置いていく。
※今回は一串に5個刺すことにしたので、小さく丸めました。40個ぐらいできました。


4. 沸騰したお湯に3の団子を落とし、浮き上がって12分してから冷水に移す。


5. ザルに上げて水分を切り、竹串に刺す。

6. 小鍋にみたらしあんの材料を入れて弱火にかけ、ヘラで混ぜながら温める。


7. とろみがついて透き通ってきたら火を止めて冷まし、5の団子にかける。


 おばあちゃん、おいし〜い! トロトロ団子もおうちで簡単に作れるんだね(°▽°)

 ほほ…(^^) みたらし団子っていうんじゃよ。京都の下鴨神社では平安の昔から“御手洗(みたらし)祭”というお祭りがあって、そのお祭りの時に売られるようになったんじゃと。

 へーぇ、そうなんだ(๑・◡・๑)

 そこでは、お団子は串に5個刺していて、人の体(五体)に見立てるそうじゃ。厄よけの意味で神様に供えてからいただくんじゃと。

 わぁ、ありがたい食べ物なんだね。さっそく、さっきのおうちに行って教えてあげなくちゃ(°▽°) …あ、でもやっぱりお団子食べてから!

 慌てないでゆっくりおあがり(^^) 喉に詰まるよ。

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 次回もお楽しみに!