ファミリーサポートコーチング講座

 「ファミリーサポート(FS)コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
 毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。

第59回「教会全体で取り組んでいます」

ナビゲーター:西森 響
監修:阿部 美樹(伝道教育局)

 今回は、FSコーチングのセッションを受けた60代女性の感想をお届けします。

呪縛に陥っていた
 私は若い頃に少しカウンセリングについて学んだことがありました。
 「受容と共感」、これを基本にみ旨の中でも多くのかたがたからお話を聞いてきました。

 しかし、いつしか「こうでなければならない」という原理の枠によって、自分を裁き、人を裁き、縛られていたように思います。
 また、人を変えるには、自分が変わらなければという呪縛に陥っていたようにも思います。

コーチングで解放される
 コーチングに出合って1年になりますが、FSコーチングの三大原則によって、創造本性で生きる人の姿がイメージできて、とても希望を感じ、心が解放されました。

FSコーチングの三大原則とは>
①人は誰もが自分で答えを見つけ出す力を持っている
②人は誰もがパーフェクトな存在である
③人は誰もが限りない可能性を持っている

相手に尋ねると前向きに
 実際にさまざまな場面で、この基本に従ってお話を聞いていくと、相手の人が「こうしたい」とか「こうなりたい」とはっきりとみ言に即した答えを言ってこられます。

 Aさんは、舅(しゅうと)、姑(しゅうとめ)さんとの関係で悩んでいて、「愛せません。どうしたらいいでしょう」とたびたび聞いてくるかたでした。

 以前はその都度、こちらから「大変な時は、一人になって聖歌を聞いたらどうでしょうか?」などとお答えしていましたが、こちらから「Aさんはどうしたいですか?」と尋ねていくと、ご本人が「まずはお義母(かあ)さんの話を聞いていきます」といった答えを言われ、気持ちが前向きになっていかれました。

人間関係の基本
 私自身もクライアントとなり、神氏族メシヤとしてなりたい夫婦の姿を描くことを通して、実際に主人が積極的に歩む機会が与えられ、「目標を達成するための環境が引き寄せられてくる」ということを体験させていただきました。

 三大原則と共にコーチとクライアントの関係で大切なことが、「傾聴」「共感」「承認」だと知ったことがこれからの全ての人間関係の基本になると思いました。

 「傾聴」は「聴く」と「聞く」の違いを意識して、相手の表情や声の調子などの全てに心を傾けて聴くこと、「共感」は「そうなんですね、そう感じるんですね」と相手に対して「くみ取ろうとする」こと、「承認」は「全てを受け入れる」ということ、これはまさに天の父母様、真の父母様の姿であり、本然の親の姿だと感動しました。

輝ける教会づくり
 コーチングを通して、食口(家庭連合の教会員)同士だけでなく周りのかたがたとも信頼関係を築くことで、神氏族メシヤ活動を促進することができると感じます。

 また、教会全体でコーチングに取り組んでいますので、二世圏が創造本性で活躍できる、二世圏が輝ける教会づくりにFSコーチングが力になると感じています。

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 次回は、FSコーチングのセッションを受けた50代男性の感想をお届けします。

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