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氏族伝道講座
喜びと幸せの生活伝道~み言の原点に立ち返る(55)

 氏族伝道講座「喜びと幸せの生活伝道」を毎週水曜日配信(予定)でお届けします。
 伝道勝利の秘訣(ひけつ)は真の父母様のみ言から学ぶことができます。それらのみ言はただ語られたのではなく、実践して勝利された内容を語っておられるからです。
 本書には伝道のポイント、勝利の秘訣、具体的な方案などが、み言を中心に著者の体験やエピソードなども交えて詳しく説明されています。

篠崎 幸郎・著

(光言社・刊『氏族伝道講座 喜びと幸せの生活伝道 み言の原点に立ち返る』より)

第五章 み言に学ぶ伝道の秘訣
六、自己主管と心と体の統一

心と体の統一
 それでは、その立場をどのようにして確立できるのでしょうか。人間は堕落によって心と体が闘うようになりました。み旨における最大の課題は、心と体の統一です。真のお父様は「心と体の戦いは、大東亜戦争よりもっと危急であり、核戦争よりももっと恐ろしい戦争です」(『宇宙主管を願う前に自己主管完成せよ』116ページ)と語られています。心身の統一は、生涯を懸けて取り組むべき課題なのです。

 真の父母様は、心と体を一つにする方法は二つしかないと教えてくださいました。一つは、体を心よりも弱くすることです。その方法としては、断食祈祷や水垢離(ごり)など、体を打つことが挙げられます。もう一つは、心を体以上に強くすることです。その方法は、祈祷やみ言の訓読などの精誠を捧げることです。

 心と体の統一は愛によってなされます。愛を中心として心と体が一つになれば、神様が臨在されます。真の愛による犠牲を捧げ奉仕するとき、喜びが湧き上がってくるのを発見します。そのとき、神様が私と共にいらっしゃる喜びを感じるのです。また、精誠を込めて祈る中で、天の真の愛の心情を感じて涙があふれ、心身一体の境地を体験することもあるのです。

 天一国時代の伝道は、神氏族メシヤ活動を通して「神の国と神の義」(マタイによる福音書633節)を探していかなければなりません。自らの心と体が闘っているようでは、個人の幸福も、家庭の平安や国家、世界の平和も、実現できないでしょう。また心と体が闘ったままで、どんなに立派なことを言っても、「おまえはどうなのだ」と、本心から警告を受けたり、霊界から讒訴(ざんそ)されたりしてしまいます。これでは伝道は実りません。

 自己主管を心掛け、堕落性から来る習慣性を毎日チェックしながらサタンを分立し、神様と善霊の協助を受けられるようにしましょう。

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 次回は、「『蕩減』は美しい言葉」をお届けします。


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