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中和新聞セレクト Vol.3
生活信仰のすすめ

 毎週2回(火、金)、さまざまなコンテンツを配信している『中和新聞』。Blessed Life編集部が同記事のアーカイブスからおすすめのコンテンツをセレクトして皆さまに紹介します!
 第3弾は「生活信仰のすすめ」(家庭カウンセラー:内田由喜氏)のシリーズを毎週水曜日(予定)にお届けします。
 同コンテンツは『中和新聞』2020年4月から連載中のシリーズです。

12回 万物主管・「食」について〈後〉

(中和新聞 2021年11月5日 通巻1408号より)

 今シリーズでは、信仰の基本的な在り方や実践について考えます。日々の生活を通して神様を感じる生活が大切です。今回は、万物主管の中の「食」についての後半です。(『祝福家庭』での連載を整理したものです。文責・編集部)

[Ⅱ]健康な体でみ旨に投入

 現代は、食生活が乱れていると言われます。今回は家庭での食生活を振り返ってみましょう。

①「家族での食卓」は第2の礼拝の場
 成長期間にある私たちは、心身両面の教育や訓練が必要です。心は、毎日の訓読会や日曜日の礼拝を通して成長します。

 一方、体は「食」を通して成長しますが、実は食事の時間が、家族のコミュニケーションを通して「四大愛」を培う場にもなるのです。

▲食事の場は、「四大愛」を培う場でもある

 料理を囲みながら、親子、兄弟間でたくさんの会話ができるのではないでしょうか。日曜ごとに礼拝に参加することで心霊が成長していくように、家族で食卓を共にする時間は、互いに成長するための最高の場となります。

 しかし近年、家庭の食卓の問題点として、「6つの『こ食(孤食・個食・固食・粉食・小食・濃食)』」と表現されることがあります。その中の「孤食」は、1人で食事をすることを指します。もちろん家族がいなくて1人で食べざるをえない場合もありますが、家族がいても各自の生活スタイルに合わせて、好きな時間に好きなものを食べる家族も増えています。

 このような「食」に対する課題解決のため、2005年に制定されたのが「食育基本法」です。「食」に関する正しい知識や適切な食習慣を子供の頃から身につけることは、生涯にわたって心身の健康を保つために欠かせません。「食育」の推進は、国の責務として定められています。

②調理をするとき、食べるときの礼法
 まず、食材を買うときから家族のことを思い、祈りながら、より体に良い物をそろえます。買ってきた食材は「天一国聖塩」で聖別し、その後、家族を思いながら調理します。多忙な毎日かと思いますが、そのような手作りの料理を心掛けましょう。

 真のお父様のみ言です。

 「『ああ、私はおなかがすいた。ああ、腹が減った。飯、飯、飯』こう言いますが、それはだれのために食べようというのですか?(神様です)そうですか? 神様のために食べるというのですか、自分のために食べるというのですか?(神様です)それを考えるべきです。

 それはどうして神様のために食べるのですか? 神様の完全な聖殿を自分がつくるべきなのです。神様の聖殿を完全に……。それで『中にいる神様がご飯を食べようという』。このように考えろというのです。『中にいる神様がご飯を食べようという、おなかがすいたから』。このように考えろというのです。分かりますか? そのようにご飯を食べれば、そのご飯は聖なるご飯なのです。ご飯がご飯様になるのです」(『人の生涯』〈成和出版社〉194ページ)

●ファストフードなどのジャンクフードについて
 ジャンクフードとは、栄養価のバランスを著しく欠いた調理済み食品のことです。高カロリー、高塩分ですが、ビタミンやミネラル、食物繊維があまり含まれていません。

 全てが悪いわけではありませんが、注意して食べる必要があります。幼い頃から味の濃いものばかり食べていると、肥満などを引き起こすことがあります。

 ある二世青年と面接をしたとき、食事の話題になりました。話を聞いていくと、彼は前日の朝は寝坊をしてしまい、朝食を食べることができず、夜は牛丼とスナック、清涼飲料水でおなかを満たしたというのです。数日後、私は彼の母親に電話し、「食」について少しばかりアドバイスをしました。

 しばらくして、その母親から「食生活を貴重に考えることで、子供や夫のようすが見えるようになりました。料理も研究して頑張っています」というメールを受け取りました。

●食事を頂くとき
 ご飯を食べるときも、「天の父母様(神様)、先にお召し上がりください」と言うべきです。

 真の父母様は、お好きな物から先に召し上がるわけではありません。収穫時から調理されるまでの行程の中で、精誠が込められている料理から箸を付けられます。祈りながら調理し、共に食べるとき、さらに大きな神様の恵みを受けることができます。

●飲酒について
 お父様は次のように語っておられます。

 「サタンはどのような武器を利用しましたか。空気の武器を利用しました。それがたばこです。次に、液体の武器は酒です。それから固体の武器は麻薬です。このようにして精神まですべて腐らせるのです。体を腐らせ、精神を腐らせ、鼻の穴から肺をすべて腐らせるのです。ですから、私たちは酒を飲まず、たばこを吸いません。これは人類を滅亡させるためのサタンの武器です。神様と通じる精神を妨害する要素であるこの三つが、怨讐の最高の武器です」(天一国経典『天聖経』4篇2章3節20

 私たちは、家庭に神様をお迎えし、共に生活することを願っています。今までの食生活を見詰め直し、神様にも万物にも喜んでもらえるような家庭生活を自分のものにしましょう。

 家庭連合時代を迎え、一世・二世・三世が共に生活する、素晴らしい時代を迎えました。三代圏家庭理想の実現を前に、家庭での「食」を見直してみましょう。

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 次回は、「霊界・先祖について〈前〉」をお届けします。

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