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氏族伝道講座
喜びと幸せの生活伝道~み言の原点に立ち返る(47)

 氏族伝道講座「喜びと幸せの生活伝道」を毎週水曜日配信(予定)でお届けします。
 伝道勝利の秘訣(ひけつ)は真の父母様のみ言から学ぶことができます。それらのみ言はただ語られたのではなく、実践して勝利された内容を語っておられるからです。
 本書には伝道のポイント、勝利の秘訣、具体的な方案などが、み言を中心に著者の体験やエピソードなども交えて詳しく説明されています。

篠崎 幸郎・著

(光言社・刊『氏族伝道講座 喜びと幸せの生活伝道 み言の原点に立ち返る』より)

第五章 み言に学ぶ伝道の秘訣
四、訓読生活と霊界動員

訓読を通して霊界が連結される
 1997年10月13日、南米のウルグアイにおいて、真のお父様は正式に「訓読会」と命名され、その意味を次のように説明されました。

 「訓読会の『訓』は、『言偏(ごんべん)』に『川』です。川の水が流れるのと同じです。水は動けば動くほど、それが水蒸気になり、万宇宙に緑地帯をつくり、すべての動物が生きていける栄養素を供給します。……『読』は『言偏』に『売る』という字です。売らなければなりません。……どんどん拡張しなさいという意味があります」(『御言訓読と霊界動員』12~13ページ)

 み言は、真のお父様が血と汗と涙の蕩減路程を、生死の境を越えて勝利した上で、私たちを生かすために与えてくださったものです。

 お父様は「先生がサタン世界と闘って勝利した戦勝的記録の発表が、訓読会で朗読する文章である」(同、26ページ)と語られました。私たちがみ言を訓読すると、神様と人類のために闘ってこられたお父様の心情に通じて、思わずむせび泣くことがあります。そのとき、天と共にいる立場に立つのです。

 どんなに立派な人でも、自分の力だけでは、天国に入ることはできません。真の父母様とそのみ言に従って生活し実践してこそ、天国に行くことができるのです。真のお父様は、「訓読時間は熱心にしてください。そこに福の糸が掛かっています。黄金の道が掛かっているのです」(2010年2月28日)と語られました。命の根源であるみ言と一つになってこそ、神様に似た、真の父母様の代身者として生まれ変わることができます。ですから、訓読の時間は最も貴い時間と言えるのです。

 真のお父様は、ご自身が霊界に行っても、み言が響く所には、ご自分が現れる、霊界全体が協助すると語られました。お父様が訓読会を毎日訪ねられ、霊界も協助するようになるというのです。なぜでしょうか? お父様はみ言を伝えるときの心境を次のように語られました。

 「皆さんになぜ『訓読会をしなさい』と言うのでしょうか。このみ言を伝えながら、『死』を考えていたのです。『私が死ぬ前にみ言を残さなければならない。み旨を成し遂げることができなければ、み言だけでも残してから死ななければならない』と考えながら、深刻な立場でみ言を語ったのです」(『御言訓読と霊界動員』30ページ)

 真のお父様はいつも、未来において私たちが訓読する姿を思い描きながらみ言を語られ、残してくださいました。ですから、み言を通じてお父様の心情と一つになったとき、お父様を協助していた霊界が私たちに連結されるのです。その霊界は私たちを再創造し、人類を救い、神様のみ旨を成し遂げるために協助するのです。

 そして訓読を繰り返せば、霊界の先祖たちが私たちと共に教育を受けるので、訓読の回数に比例して霊界の基盤が築かれるようになります。そのようにして霊的協助圏がつくられていくのです。

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 次回は、「み言を実践して生活化」をお届けします。


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