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霊界の実相と地上生活(17)
主体と対象が一つになること/霊界の法は原則そのまま

 36家庭の李相軒(イ・サンホン)先生(1914~1997)が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

世界平和統一家庭連合

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)

第一部 霊界の実相と地上生活
第三章 原理から見た霊界の暮らし
一 主体と対象と霊界の法

李相軒先生

主体と対象が一つになること
 主体と対象が、互いによく授けよく受けてこそ、本然の存在的価値の力を発揮します。しかし、一方が誤ると、本然の位置に移っていくまで、他方が正しく立たなければなりません。もしそうでなければ、神様から賦与された根源的な力は、離れてしまうか、失われてしまいます。それゆえ、主体と対象は、よく授け、よく受けるために、根本となる力の主人公である神様によく仕えることを願わなければならないのです。存在世界は、すべてが主体と対象の力によって生存しているので、主体と対象が一つにならなければ、すべてが破滅するのです。すべてが死の道に至るようになるのです。

 主体と対象は、ただ一つになるために努力しなければなりません。究極的な本然の力を失ったり、堕落性に染まったりはしないかと、いつも点検しながら、永遠の世界に向かって小川の橋を渡っていくように、一歩ずつ前進してこそ、賢明な暮らしになるのです。

霊界の法は原則そのまま
 多くの人たちは、神様の根本となる力が、万有原力の力だと思っています。しかし、この力の作用をどのように自分が所有するかは、よく考えていません。地上の人生を生きていく間、本然の力の価値をよく悟らなければなりません。本然のレールの上にいるとき、根本となる力が発揮されるのであって、レールから脱線すれば、本然の力の発光体は反映しません。レールの上を走っていくとき、そのレールをよく見ながら行かなければなりません。ここの霊界の法は断固たるものです。許しがありません。

 地上では、親は子供を認めてやったり、愛で大目に見たりもします。親子間であるために、どうすることもできず、大目に見る場合もあるのです。しかし、霊界の法には、親子間でも大目に見る法がないのです。法であるからややこしいのではなく、原則そのままです。

 愛の神様というのに、なぜ大目に見ることができないのかという疑いがあるでしょうが、根源である愛の主体であられるために、原理原則から無視するようになれば、秩序が破壊されるのです。永遠の世界のために、大目に見ることができないのです。すなわち、子供を愛するためにといって、原則から外れたものをお許しにならないのです。それゆえ、我々はすべて永遠のために、瞬間をうまく整えなければなりません。

 このように李相軒が言うのは、これから真の父母様が霊界を整理なさるとき、父母様を助けてさしあげようという、子女の道理を果たすためです。子女ならば、父母様に孝行し、父母様の困難を助けてさしあげる人生を生きるべきではないですか。

1997721日)

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 次回は、「三対象目的/夫婦の完成」をお届けします。


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