2021.12.26 22:00
神の子を生み育てるために 17
正しい生活、楽しい気分
アプリで読む光言社書籍シリーズ、「神の子を生み育てるために」を毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
これから妊娠・出産を控えているかたにも、そして子育て真っ最中のかたにもぜひ読んでいただきたいシリーズです!
須永孝子・著
正しい生活、楽しい気分
胎児に良い環境を与える
胎教とは胎児を教育していくことですが、それはただ知育を中心として天才児にするということではありません。胎中の期間は、生まれた後にすくすくと成長し、持っている可能性を十分に発揮するための基礎を築く大切な時期です。その期間に良い環境を与えてあげることが、本当の意味での胎教なのです。
胎児が成長していろいろな機能が形成されていくとき、必要な栄養分が胎児に送られなかったり、機能形成を妨げたりすると、身体や精神面に奇形が生じやすくなります。胎児の成長を妨げるものは、母親の肉体的ストレス(栄養の取り誤り、または欠乏)、精神的ストレス(母親自身の心の不安定や緊張から来るもの)です。それらが胎児にストレスを与え、脳の障害や知能的欠陥、手足の奇形などの原因となります。
夫婦げんかなどで母親の精神が不安定になることによって、胎児の精神や情緒も不安定になります。強いショックを受けたり、それが継続することも望ましくありません。不健全で刺激の強いテレビ番組や映画は避けるようにすることが大切です。
池生蓮先生のお話に、「妊娠すると神様が試練をなさいます。例えば、最も嫌いな人がよく夢に出てきたり、夫が嫌いになったりします。そのときに母親が怒りっぽくなったりすると、その悪い要素が子供にうつってしまうのです」「母親が妊娠している間に人を恨んだりすると、その子供は人となかなか和合できなかったりします」とあります。
そして真のお母様のことについて、「妊娠されたときは、(普段より)もっと正しい生活、正しいお話をなさり、もっと忍耐心を持って歩まれますし、細かい分野にまで心を配られるし、節約をなさいます。そしていったん決意されたことは必ずなさいます」と証(あか)しています。
また辛玉淳先生は、「子供は胎中から両親の霊的な影響を如実に受けていきます。妊娠中の夫婦間の行動や思いのすべてが影響するから、怒りや憎しみの念、不純な思いなどは抱いてもいけません。特に母体の持つそっくりそのままを受けるので、妊娠中、夫たちは、妻がうれしく楽しい気分を保てるように努めることが大切です」と語っています。
また金榮輝先生も同じようなことを言っています。
「おなかの中にいるときから親がどういう思いを持ち、どういった生活をしているかが子女に深い影響を及ぼします。幼い子供は何も知らないように考えますが、そうではありません。おなかにいるときから親のすべてを眺め、感じ、知っているのです」
お父様は「一番良い胎教は伝道である」と語っておられます。原理講義をしたり、讃美歌を歌ったり、み言葉を読んだり、為(ため)に生きる生活をする、それ自体が胎児に良い影響を与えるのです。おなかの赤ちゃんとお話をしたり、お祈りをしたりという子宮対話(胎児とのコミュニケーション)をしながら、大切な妊娠期間を過ごしていきましょう。
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次回は、「父親が内外のサポート」をお届けします。