私の心の中にいる神様 99
一期一会に天国を感じる

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 毎週土曜日に配信予定です。

一期一会に天国を感じる

(女性 30代)

 出産してから公務を降りて、専業主婦をしています。教会が遠いこともあり、特に子供が生まれてからは、教会には礼拝のためだけに行くようになりました。

 「あんなに毎日通っていたのに、私は何をしているんだろう」と悶々(もんもん)とし、子育てを純粋に楽しめないことがありました。

 また、子供を公園に連れていくにも、誰かいたら伝道しなければいけないのではという思いが先立つのです。
 自然と仲良くなって、伝道につながればいいですが、「伝道しなければならない」と思うと、苦しくなります。
 それで、人との交流を避けてしまうことも多くあったのです。

 そんなある日、近所のママ友が、「きょうは近くの公園でイベントがあるよ」と教えてくれました。
 良心に尋ねてみると、「気軽に行ってみたらいい」と答えが返ってきました。そこで難しく考えずに行ってみたら、思いがけず楽しい時間を過ごすことができたのです。

 これを通して、私には「特定の人と仲良くならなければ意味がない」とか、「人間関係は深まることが大事」など、いろいろな思い込みがあったことに気が付きました。
 そしてそれ故に、伝道につながらない関係をあまり大切にできていなかったのだと気付いたのです。

 思い込みから解放されたら、不思議と子育てが楽しくなってきました。
 小さい子供と一緒にいると、公園を散歩しているときなど、いろいろな場面で人と話をする機会があります。もう二度と会わないかもしれないかたとの出会いがほとんどですが、そんなかたとの会話に幸せや楽しさを感じるようになったのです。

 公園でたまたま一緒になった親子と、子供同士が遊び、ママ同士もゆるく話をして楽しむ──。今では、そんな一期一会の出会いに天国を感じています。
 これからもそのような関係性を大切にしていきたいと思っています。

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 次回は、「お便り&コメント」シリーズ⑬「自分の思考と良心の声の区別がつきません」をお届けします。


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