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氏族伝道講座
喜びと幸せの生活伝道~み言の原点に立ち返る(41)

 氏族伝道講座「喜びと幸せの生活伝道」を毎週水曜日配信(予定)でお届けします。
 伝道勝利の秘訣(ひけつ)は真の父母様のみ言から学ぶことができます。それらのみ言はただ語られたのではなく、実践して勝利された内容を語っておられるからです。
 本書には伝道のポイント、勝利の秘訣、具体的な方案などが、み言を中心に著者の体験やエピソードなども交えて詳しく説明されています。

篠崎 幸郎・著

(光言社・刊『氏族伝道講座 喜びと幸せの生活伝道 み言の原点に立ち返る』より)

第五章 み言に学ぶ伝道の秘訣
一、蕩減の基台を立てる

伝道に必要な五つのこと
 それでは、私たちが霊界から善なる協助を受けるためには、個人的な蕩減の基台をどのように築いたらよいのでしょうか?

 まず、神様を慰め解放したいという孝の心情から出発し、み旨に対する「主人意識」を持って決意することが必要です。

 私たちの宿命的な責任分担は神氏族メシヤですが、私はこれを果たしたいのか、それとも、言われるからやらなければならないと思っているだけなのか、はっきりさせなければなりません。神様の夢を自分の夢として「私が必ず果たす!」と、まず、心から誓うことが大切です。

 二番目に、絶対に対象者をサタンから解放するという「救いの心情」を持たなければなりません。

 その人の永遠の命のために切ない心情や焦燥感を抱いて、無私の立場で歩むのです。真のお父様は次のように語られています。

 「救わなければなりません。おいておけば地獄に行くのです。サタンが引っ張っていくのです」(『伝道ハンドブック・み言編 み言に学ぶ伝道の姿勢』70ページ)

 「道端を歩きながら、自分もたまらないで電柱を抱えて涙ぐむような路程が一日に何回もなければならないよ。そうなった場合には、伝道は天や先祖たちが応援してくれるよ」(同、142ページ)

 そして三番目は、何があっても屈することのない「強い意志」を持って歩むことです。

 2014年9月23日に千葉市の幕張メッセで行われた「Global Youth Festival 2014」の、真のお母様の記念の辞(文善進〈ムンソンヂン〉様代読)に、「青年とは誰でしょうか? ……70歳でも、心の中に夢があり、夢を成し遂げようという情熱があり、世の中のどのような荒波の中でも、不義に立ち向かってその壁を乗り越え、その夢に向かって前進していく鋼鉄のような意志と実践力のある人こそ、正に青年です」とあります。

 必ず夢を成し遂げるという「信念」、神様が勝利を準備されていることへの「確信」、絶対に諦めないという「情熱」を持つのです。サタンはあらゆる形で伝道を妨害してきますが、勝利は「これで終わりか」という最後の瞬間に決定されるのです。

 四番目に、何があっても愛し続けるという「愛の執念」を持つのです。

 サタンとの闘いにおいて、神様の愛を信じて疑わず、愛し続けることに勝利した人は、自分に自信を持つことができます。そして、対象者の背後の先祖も、この人は自分の後孫を必ず生かしてくれると信頼し、間違いなく後孫を任せてくれるでしょう。

 五番目に、学び、まねようとする「謙虚な姿勢」です。

 真のお父様は「今でもいいものがあれば、それを倣(なら)って横取りして自分のものにしよう、と思っています。……多くの人々のいいところを、自分に早く引きつけて同化させる主体性を持ったとしたなら、そこに多くの人を指導し得る能力が生まれる」(同、22ページ)と語られています。

 真のお父様が「先生は、牢屋にいる時は一言も話をしなくても多くの人々を伝道することができた。迫害の中で、全霊界が動員されて先生を守り、証(あか)しをし、多くの人々を先生のもとに導いてきた」(『伝道ハンドブック・み言編 み言に学ぶ伝道の姿勢』149ページ)と語られているように、伝道で言葉以上に必要なものは、神様も同情される悲惨な環境において、霊界の霊人が越えられなかった愛の基準で歩むことです。そうすれば霊界が自然屈伏して動員され、伝道が導かれるのです。伝道は正に霊肉界合同作戦なのです。

 これまでに挙げた五つのことを心掛けて伝道に臨み、神様と霊界が感動する歩みを続けることが重要です。そのようにして個人的な蕩減の基台を立てることが伝道の秘訣です。

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 次回は、「堕落性から来る生活習慣を変える」をお届けします。


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