ファミリーサポートコーチング講座

 「ファミリーサポート(FS)コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
 毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。

第43回「思い込みに気付き、肯定的目線に変われる恩恵」

ナビゲーター:西森 響
監修:阿部 美樹(伝道教育局)

 今回は、FSコーチングのセッションを受けた60代男性の感想をお届けします。

周囲に対して思い込みがあった
 コーチング学習のきっかけは職場や家庭における人間関係をより良くしたいという気持ちからでした。
 何よりの収穫は、今までは相手に対して随分思い込みや枠にはめて見つめていたという気付きを得られたことです。

 特に家庭では、「子供はこうあるべき」「このくらいは理解しているはず」という発想で対話をしていた自分を発見してがくぜんとしました。いつしか相手(子)に要求し、自分の価値観や願望で会話していたと気付きました。

感じることで相手の立場に立つ
 特にコーチングセッションでクライアント体験をした時でした。
 コーチの質問で「なりたい自分の姿」を話し、現状の自分の感情(気持ち)を色、形、大きさ、聞こえる音などで表現することで、日常では意識していない無意識(潜在意識)にアクセスされていく感じがありました。

 質問に対して「考える」というより、「感じる」を意識することで自然に相手(子)の立場に立て、相手の気持ちや親としてどうしてあげることがよりいいのかが分かってきた実感がありました。

肯定的な気持ちに短い時間で変化
 コーチとクライアントとの質問のやりとりを通して、否定的な気持ち(感情)が肯定的な気持ちに変化していくことが自然にできることにびっくりしました。

 また、相手に対して客観的立場(第三者)の観点で見つめることで、なんと小さなことでイライラしたり、感情的になったりしていたのかと気付かされました。
 子供が元気でいる、頑張ろうとしている…など、肯定的な目線で相手を見る気持ちにセッションの短い時間で変化していったのです。

日常生活でその気持ちを持ち続ける
 最後に、日常生活で今の肯定的な気持ちを持ち続けるために、「一日の中でいつ、どんな気持ちで何をしていきますか?」の問いがありました。
 それに対して、毎朝、子供の顔を見た時に肯定的な気持ちで相手を信じ、心に寄り添いたい心情で接することを心掛けることにしました。
 すると、言葉少ない子供の表情がいつになく晴れやかになってきたと感じる今日この頃です。

実践コーチングの恩恵
 職場の同僚や上司との関係でも、家庭で感じたような否定的な気持ちから肯定的な気持ちへの変化を人間関係から感じるようになりました。
 「継続は力なり」といいますが、単なるコーチング理論ではなく、実践コーチングとして、多くのかたがたにこの恩恵を感じていただきたく思います。

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 次回は、FSコーチングのセッションを受けた20代女性の感想をお届けします

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