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幸福を引き寄せる家庭の生活習慣 59
猫に学ぶ愛される秘訣、「可愛いげ」

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第14弾として、「幸福を引き寄せる家庭の生活習慣」を毎週火曜日配信(予定)でお届けします。
 実行すれば誰もが幸せになれる、ぜひ身に付けたい生活習慣を紹介します。

浅川 勇男・著

(光言社・刊『幸福を引き寄せる家庭の生活習慣』より)

第三部 幸福を引き寄せる夕べの生活
猫に学ぶ愛される秘訣、「可愛いげ」

 猫はどうして愛されるのでしょう? 一見すると、何の役にも立っていないようです。番犬はいても、「番猫」は聞いたことがありません。夏目漱石の『吾輩(わがはい)は猫である』の主人公の猫はひどいものです。ご主人の部屋に忍び込んだ泥棒から「しいー」と指示されると沈黙し、ご主人の大事なものが盗られるのを観察して、あとで小説に書くのです。

 また、盲導猫、警察猫なども聞いたことがありません。麻薬捜査などしたら、麻薬を「またたび」と間違えて舐(な)めてしまい、麻薬中毒になるかもしれません。忙しい時に「猫の手も借りたい」という言葉さえありますが、何の役にも立たないという意味があります。

 では、そんなに役に立たない猫が、なぜ人から可愛(かわい)がられるのでしょうか?

 それが「可愛げ」です。一日中、家で熟睡していても、ご主人が帰ってくれば玄関でお迎えし、膝元で喉をごろごろ鳴らせて、「ニャー、ニャー」とすりよってきます。そんな「可愛らしさ」が猫の天性なのです。猫は「可愛げ」で人に安らぎを与え、主人からの愛を引き寄せているのです。

 夫婦は互いに「可愛げ」があれば、夫婦円満の道が開かれます。

 可愛げのある妻、可愛げのある夫になること、それが夫婦円満の秘訣(ひけつ)です。そうすれば、「人生、ニャンとかなる」のです。

◎ポイント
可愛げがあれば、夫婦関係はニャンとかなる。

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 次回は、「一日を反省し、明日の目標を確認」をお届けします。


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