真の父母様の歩まれた道 19
少年期の真のお父様④
涙が多く、深い同情心の持ち主

 『ムーンワールド』で連載してきました人気コーナー、真の父母様の歩まれた道「汗と涙の歴史」をBlessed Lifeでも配信!
 親しみのあるイラストと、小学生でも理解しやすく、分かりやすい文章で紹介します!

 真のお父様は、子供の頃から、情的で、涙が多く、深い同情心を持っていました。幼い頃、弱い子を困らせるいじめっ子とけんかをしても、そのいじめっ子の服が破れれば、自分の服を脱いで、それを着せて帰らせたといいます。

 また、真のお父様は、冬、寒さに震えながら通り過ぎる乞食を見ると、ご飯を食べることも、眠ることもできませんでした。それで、お父さんとお母さんに、「(乞食を)部屋に入れて、ご飯を食べさせてから送り出してあげよう」と言いました。

 真のお父様は、村で、貧しくてご飯を食べられない人がいるという噂を聞くと、どうやって助けてあげようかと考え、夜眠ることができませんでした。そのため、お父さんとお母さんに内緒で、家の米びつから米を取り出して、食べるものがない人に持っていってあげたこともありました。また、村の人々がお祝いの膳を囲むようなときには、それを準備できない貧しい人々に、もち米や魚を持っていってあげたといいます。

 真のお父様が幼い頃、お父様の家では大きな規模で養蜂(蜜や蝋を取るために蜜蜂を飼うこと)をしていました。巣箱が数百箱もあったといいます。

 当時、田舎に行くと、油がなくて明かりがともせない家がありました。真のお父様は、そのような家には、石油はあげられなくても、ろうそくの火だけでもつけられるように、蜜蝋をこねて、配りました。そうしなければ、心が安らかではなかったのです。

 真のお父様はまだ幼かったので、その蜜蝋が、お金にするとどのくらいになったのか知りませんでした。それはとても高価なものだったので、お父さんから叱られたそうです。

 この頃、真のお父様が考えていたのは、村のかわいそうな人の友達になろうということでした。貧しく暮らす人に関心を持ったのです。同じ年頃の友達に対しても、近所で豊かに暮らし、力を持った家の子と親しくなろうとせず、その反対の子と親しくなろうとしました。ご飯を食べられない人がいれば、寝ないで、どんなことをしてでも、それを解決してあげようとしたのです。そして、全ての人の友達になり、全ての人の友達以上の道を行かなければならないと考えていました。

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 次回は、「少年期の真のお父様⑤」をお届けします。