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氏族伝道講座
喜びと幸せの生活伝道~み言の原点に立ち返る(35)

 氏族伝道講座「喜びと幸せの生活伝道」を毎週水曜日配信(予定)でお届けします。
 伝道勝利の秘訣(ひけつ)は真の父母様のみ言から学ぶことができます。それらのみ言はただ語られたのではなく、実践して勝利された内容を語っておられるからです。
 本書には伝道のポイント、勝利の秘訣、具体的な方案などが、み言を中心に著者の体験やエピソードなども交えて詳しく説明されています。

篠崎 幸郎・著

(光言社・刊『氏族伝道講座 喜びと幸せの生活伝道 み言の原点に立ち返る』より)

第四章 伝道のポイント
四、真のお父様のみ言の原点に立ち返る

原理のみ言による再創造
 ワシントン大会の直後に、櫻井設雄・第五代会長は講話で、真のお父様が語られたみ言を、次のように紹介しました。

 「先生はこれからもう一度、世界の統一教会の兄弟姉妹をみ言によって再創造しなければならない。み言があまりにも兄弟たちの心の中に霊的支柱として、あるいは生活の中心としての内容になっていない。……『原理講論』はあるが、語る人のさまざまな知識や経験が加味され、世界的な一つの公式基準が立っていない。だから、先生はみ言による食口再創造とみ言の世界公式化を行う」

 当時、真のお父様は、全食口が「原理」のみ言で再武装して自己を確立し、天から与えられた360軒のホームチャーチ摂理を出発することを願われていました。

 同じように、神氏族メシヤ活動の推進が天の摂理として掲げられた今、『原理講論』のみ言の再武装と、み言による再創造が願われているのです。「原理」のみ言によって生活し、すべての兄弟姉妹が原理講師になるのです。「責任者はみ言を語れるが、前線の兄弟姉妹はみ言を語れない」では、爆発的伝道は不可能です。

 真のお父様は『原理講論』を読みながら伝道することを願われ、次のように語られました。

 「ですから今後、家庭を中心として本を分けてあげて、どのようにするのかを知らなければなりません。本をあげた人々に一週間に一度ずつ電話するのです。『どれくらい読みましたか? どんな感想を持ちましたか?』と尋ねてから、それに対して詳しく知りたければ訪ねてくるように言うのです。

 30冊を分けてあげたその圏内において、1カ月、2カ月、3カ月継続してみると、100件以上になります。そこに電話して、『もっと深く知りたければ、本を持ってきて、もう一度読みながら勉強しましょう』と言うのです。そうすれば、みな集まるのです。また、『来てください』と言って来なかったなら、こちらから訪ねて行き、一対一で本を読みながら教習することもできるのです」(『文鮮明先生み言選集』第239巻288ページ)。

 ブラジルにおいても、このみ言が一対一伝道の出発点になりました。最初は、原理講義の経験がないから難しい、対象者からの質問に答えられないなど、一対一訓読原理講義に抵抗感を持つ人もいました。ところが、勇気を持って始めてみると、『原理講論』を読むたびに、何よりも伝道者本人が神様の愛と救いの役事によって復活していったのです。そうして、一対一伝道は自分でもできると自覚し、伝道に対して自信を持つようになったというのです。

 一対一訓読原理講義の長所は、対象者に講義する時間が、そのままその人を新しい原理講師として育てる時間になることです。対象者が『原理講論』を読んで食口になれば、次の人を同じ方法ですぐに伝道できるのです。正に、新しく伝道された人が新しい人を伝道するという道が開かれるのです。

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 次回は、「『原理講論』を講義する」をお届けします。


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