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氏族伝道講座
喜びと幸せの生活伝道~み言の原点に立ち返る(33)

 氏族伝道講座「喜びと幸せの生活伝道」を毎週水曜日配信(予定)でお届けします。
 伝道勝利の秘訣(ひけつ)は真の父母様のみ言から学ぶことができます。それらのみ言はただ語られたのではなく、実践して勝利された内容を語っておられるからです。
 本書には伝道のポイント、勝利の秘訣、具体的な方案などが、み言を中心に著者の体験やエピソードなども交えて詳しく説明されています。

篠崎 幸郎・著

(光言社・刊『氏族伝道講座 喜びと幸せの生活伝道 み言の原点に立ち返る』より)

第四章 伝道のポイント
三、神氏族メシヤ活動の勝利
(三)み言の生活化、生活指導

喜んで伝道する文化
 神様は、人間に「神の子女」となる資格を与えるために責任分担を与えられたのです。神様は、人間を神様と同じような創造主、第二の創造主の立場に立たせようとされたのです。そのため人間は、自身を創造するのです。それは、絶対「性」を守って自己主管し、神様のみ言を信じて実践することを通して、み言の実体となること、人格を完成することでした。

 これと同じように、親は子供の自主性を重んじ、子供自身が自らの才能、個性を見つけて伸ばしていくように育てることが大切です。伝道する場合の霊の親も同様です。霊の子が自ら主体的にみ言を学んで実践し、神様の愛を実践することによって、神様の愛、心情を体(たいじゅつ)するのです。そのようして霊の子が喜んで伝道するようになるのです。そのような教会文化をつくりましょう。

三代圏祝福家庭の実現
 「1-3-9思想」について考えてみましょう。
 一番目のポイントは、伝道された人が喜んで新しい人を伝道し、それが拡大していくということです。

 その一つの例は、聖書の使徒行伝に書かれているルデヤという女性です。彼女は聖霊の役事(やくじ)によって使徒パウロに導かれました。生地を売る商売をしていましたが、当時の上流階級の人々と付き合う基盤を持っていました。ルデヤは、自分のすべての因縁圏と人的基盤を天につなげました。そしてヨーロッパ宣教の足がかりとなったのです。

 もう一つの例は真のお父様が聖和(ソンファ)される少し前に行きたいとおっしゃった野牧(ヤモク)での証しです。1人の牧師を通して120人のキリスト教信者が一気に統一教会に改宗したというのです。初期の教会において爆発的伝道の証しが起こっているのです。

 これらの爆発的伝道の証しでは、最初に出会った人が聖霊の役事、感動、喜びなど、心に大きな変化が起きたのです。全食口が心情的に復活して喜びを与えることができるなら、神氏族メシヤの活動でペンテコステが起こり、爆発的伝道ができることでしょう。

 二番目のポイントは、霊の親がどこまで責任を持って育てるかです。霊の子が「神氏族メシヤ」を勝利するまで、です。

 天一国時代は本物が求められる時代であるので、まずみ言を生活化する努力が絶対に必要となります。愛天愛人愛国の生活を実践して三世代祝福家庭を目指すのです。その過程で感じた喜びの心情を持って自らの勝利的証しを新しい人に伝えるのです。さらに、生活指導し、教育します。そのようにして、新しい人が感動を受けるならば、その人は、さらに新しい人を伝道していくのです。

 三番目のポイントは、「1-3-9思想」は天一国時代にふさわしい伝道思想であるということです。私たちは対象者を見るとき、三代圏を見つめる目を持たなければなりません。なぜならば、その人を本当に幸せにする、救うとは、その人が三代圏の真の家庭を築くことだからです。三世代祝福家庭を成した喜びと幸福が、国家に、そして世界に拡大されてこそ天国が築かれるのです。正に「1-3-9思想」は、私たち祝福家庭における本然の血統と伝統を継承できる教育観でもあるのです。

 このような内容は、真の父母様が直接指導された先輩たちが歩まれた草創期の教会に見られるものです。多くの先輩方の証しに鍵があるので、先輩方から多くを学び、相続して、食口が互いに慕わしくて集い、愛し合う温かい教会を築いていきましょう。

 伝道・教育観の転換を成して、天一国ペンテコステを起こしていきましょう。
 三世代祝福家庭から生じた喜びと幸福が国家に拡大されてこそ、天国が築かれます。「1-3-9思想」は、本然の血統と伝統を継承できる教育思想でもあるのです。

 ユダヤ人の家庭にトーラーやタルムードを訓読する伝統があるように、私たちの家庭に訓読の伝統を立て、子や孫に信仰を相続させるのです。「三大祝福の完成」というゴールを明確にして、夫・妻復帰や子女復帰に諦めずに取り組みましょう。

【編集部注】
 「霊の子(霊の親)」は「信仰の子女(信仰の親)」のこと

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 次回は、「地域、国家をリードする」をお届けします。


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