私の心の中にいる神様 83
それでも出発は親の愛

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 毎週土曜日に配信予定です。

それでも出発は親の愛

(女性 50代)

 先日、スクールバスに子供を無理やり乗せようとする母親と、泣き叫びながら抵抗する子供の格闘の場に出くわし、胸が痛くなりました。
 というのも、私もこれまで、息子の気持ちを考えないで、無理やり教会の数々のことを押し付けてきたからです。

 ある時、嫌がる息子を強引に教会行事に誘ったことで、絶縁を宣言されました。一時的かと思いきや、家を出てからすでに数年たちます。
 息子の居場所はかろうじて分かるのですが、いまだに会うことも話すこともできません。
 この期間、過去の子育ての不足を後悔する日々を送ってきました。

 そんな時、「自己牧会ブログラム」に出合いました。
 毎日「私心をなくす」ワークに取り組み、「過去の言動を思い起こして悩み続けるのは、本当の私とは何の関係もありません」と唱える中で、少しずつですが囚(とら)われから解放されるようになりました。

 それでも、すぐに、過去の子育ての失敗の場面が浮かんできて、自分を許せなくなるのです。
 そんな混沌状態の中で良心に尋ねてみたところ、小さな声で、「表現方法の不足はたくさんあっても、それでも出発は親の愛からだったよ」と返ってきました。
 とても慰められました。

 今は毎日、息子に光を送っています。そして、息子と良心でつながり、息子の喜びや悲しみを我がことのように感じることができるよう努力しています。
 どれだけ時間がかかったとしても、「神様の願いなのだから、必ず成る」と信じて歩んでいきたいと思います。

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 次回(8月28日)は、「答えは『忘れなさい』をお届けします。


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