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日本統一運動史 44
日本に真の御父母様を迎える準備時代㉘
周藤健氏、入教

 『日本統一運動史~文鮮明先生御夫妻と日本の統一教会および統一運動の歩み』を再配信します。
 創立40周年の際に発刊されたこの書籍は、日本における文鮮明・韓鶴子総裁ご夫妻の貴重な歴史的足跡と、多岐にわたる統一運動の歴史をまとめた一冊です。
 今、改めて読んでおきたい、日本の統一運動の歴史を振り返る連載です。

歴史編纂委員会・編著

(光言社・刊『日本統一運動史~文鮮明先生御夫妻と日本の統一教会および統一運動の歩み』より)

第三章 日本に真の御父母様を迎える準備時代

三、草創期を築いた人々の歩み

(3)最初の主要都市開拓伝道以後の歩みと入教者の証し(1961.6〜)

13. 周藤健氏、入教(1962. 初夏)

◇周藤健氏の証し
 「大阪駅の近くの歩道を歩いていると…小柄な女性が世の終末について話していました。忘れもしない1962年の晩春のことです。…ようやく路傍で会った長谷川みつゑさんを訪ねたのは…初夏でした。…松本ママは座るやいなや、私に講義を聞くかどうかを尋ね、その返答も待たずに『創造原理』を語り始めました。…7、8回教会に通ったころ、『今、メシヤが来られている』という衝撃的な事実を知らされ…『その方は私の質問に全部答えてくれるはずだ。地上天国は実現するのだ』と思いました。」(『ファミリー』1998年9月号より)

 「1962年8月22日夜8時、わたしが決意したその日を生涯忘れることができないでしょう。誰でも自分の人生を転換する時は過去をいろいろ振り返るものです。…その時、一番意識に残っていたのが、聖霊体験の時のことだったのです。それはちょうど同じ8年前の8月22日夜8時だった…のです。あれから…神様は私を訓練してここまで導いて下さったのです。クリスチャンになる前も、クリスチャンになった後も、霊肉の葛藤の中にいた私でしたが、天はすべてを知って原理通りに導いて下さったのです。」(『ファミリー』1983年6月号より)

▲路傍演説をする周藤健氏(中央、1963.5)

 「私は上司の所へ行き、仕事を辞めたい旨を伝えました。…それから東京へ向かう電車に乗ったのです。到着したホームには、10人の教会員に囲まれた西川先生の姿が見え、私は驚きました。…翌日は日曜日で…西川先生の説教でした。最初は落ち着いた口調でしたが、次第に火が付いたように力強い調子になっていくのです。…床を踏み鳴らし…汗がにじみ…その輝く瞳は私たちの心を揺さぶり続けました。…以前所属していたバプテスト教会の牧師の説教とは、信じられないほどの大きな違いがありました。…

 その週、西川先生の2日間の原理講義を聞きました。…講義が終わると深い感動が込み上げてくるのです。私はなぜ、自分が涙を流しているのか、わかりませんでした。しかし私は、自分の中の何か深くて根本的なところが変わっていることに気が付いたのです。」(『ファミリー』1998年9月号より)

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 次回(8月6日)は、「日本に真の御父母様を迎える準備時代㉙」をお届けします。


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