真の父母様は、今の時代を「空前絶後の歴史的で革命的な大転換期」（二〇一二・九・一七）と表現されました。真の父母様の完全な勝利圏が立ったこの時代は正に、「サタン主権の罪悪世界が、神主権の創造理想世界に転換される時代」（『原理講論』一四七頁）と言えるでしょう。このような時代の転換期には、既存の価値観が大きく揺らぐため、多くの混乱も起こります。実際、現在の内外の情勢を見れば、様々な問題が噴出していることが分かります。この混乱期を、私たちはどのようにして乗り越えていけばいいのでしょうか。
その答えは、『原理講論』に記されているとおり、「このような歴史的な転換期において、神が願うところの新しい歴史の賛同者となるためには、神が立てられた新しい歴史の中心がどこにあるかということを、探しださなければならない」（一七三頁）ということです。そして、この歴史の中心こそ正に、ただ一組しかいらっしゃらない真の父母様、すなわち文鮮明・韓鶴子御夫妻であることを、私たちは明確に知らなければなりません。
......本書は、このような大転換期を乗り越えるに当たり、私たちが肝に銘じるべきみ言ことばを選んで翻訳、編集したものです。第一章では、今が摂理的に大きな変化の時であり、混乱期でもあることに触れながら、この時代を乗り越えるための姿勢について取り上げました。第二章では、神様の創造当初からの願いであり、唯一無二の価値をもった人類の「真の父母」に関するみ言を集めています。第三章では、その真の父母を中心として、私たちがどのような生活をしていくべきかについて、そして最後の第四章では、真のお父様の聖和以降、真のお母様を中心として地上で展開している摂理と、私たちが果たすべき神氏族メシヤの使命についてまとめました。
......本書が、この大転換期を正しく乗り越え、真の父母様の悲願である「天の父母様を中心とした人類一家族世界」の実現に向かって力強く歩むための一助となることを願ってやみません。
世界平和統一家庭連合
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